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きこえのしくみ
難聴に関して
難聴に関して
難聴のタイプと原因
難聴には様々な原因があります。
自宅や仕事環境によるもの、遺伝的なもの、また老化現象による可能性もあります。
その他、突発的な大きな騒音や感染症、負傷によって引き起こされることもあります。

これらの多くの難聴に対し、解決策があります。
難聴のタイプについて、そしてあなたができることを見つけましょう。
外耳
中耳
内耳
外耳
外耳、中耳の障がいによって起こる難聴を伝音難聴といいます。
外耳炎
外耳炎
原因
外耳炎は主に外耳道で起こりますが、耳介でも起こる可能性があります。
外耳炎は頻繁に水泳を行うときなどに起こりやすくなります。外耳炎を発症すると、たいてい痛みを伴い、難聴を引き起こすことがあります。
解決策
外耳道内にある異物を取り除くため、耳を洗浄したり消毒したりする必要があります。一般的に薬物治療で炎症を治します。
耳あかづまり
耳あかづまり
原因
耳あかが過剰に分泌されたり、耳掃除が不適切だったりする場合、耳垢栓寒(じこうせんそく)になる場合があります。その際、難聴を引き起こすことがあります。
解決策
耳あかが溜まった場合、耳鼻科医によって洗浄したり吸引機で取り除いたりすることができます。
異物
異物
原因
耳掃除用の綿棒を誤って使用すると、外耳を傷付けたり、外耳道を詰まらせたりすることがあります。
解決策
傷付けてしまった場合はすぐに耳鼻科医の診察を受け、綿棒の使用をお控えください。今後の耳掃除の方法について医師と相談してください。
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中耳
外耳、中耳の障がいによって起こる難聴を伝音難聴といいます。
中耳炎
中耳炎
原因
一般的にウィルスまたは菌による炎症では強い痛みを伴います。中耳炎は耳管を介して、鼻腔または血管から感染します。感染期間中は難聴になることが多いです。
解決策
急性中耳炎は治療できます。
耳鼻科医に相談してください。
鼓膜穿孔
鼓膜穿孔
原因
異物や中耳炎などの感染により、鼓膜が傷付き、穴があくことがあります。また強い風や大きな音によっても穴があく場合もあります。鼓膜に穴があいている状態でも、難聴になる場合があります。
解決策
一般的に鼓膜の損傷は自然に治ります。大切なのは耳の中を完全に乾燥させることです。髪を洗うときなど、耳の中に水を入れないように注意してください。鼓膜が自然に治らない場合は難聴を防ぐため、手術などの処置が必要になるでしょう。
耳硬化症
耳硬化症
原因
耳硬化症はアブミ骨の骨化が起こるとともに、骨が振動しにくくなります。結果として、少しずつ伝音難聴が進行します。耳硬化症は耳鳴りを伴うことが多いです。
解決策
現在、耳硬化症は薬物治療では完治しません。手術によって難聴の症状が和らぐことはよくあります。耳硬化症によって生じる伝音難聴は補聴器装用によって大きく改善する可能性があります。
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内耳
内耳の障がいによって起こる難聴を感音難聴といいます。
加齢性難聴
加齢性難聴
原因
高い周波数の音が聞こえにくくなる加齢性難聴は55歳から65歳の間で始ることが多く、ほとんどの場合、両耳で生じます。
解決策
薬物治療はできませんが、正しく調整された補聴器を使用することによって大きな改善が見られます。
騒音性難聴
騒音性難聴
原因
騒音性難聴は長年にわたり騒音にさらされるなどの外的要因によって引き起こされます。蝸牛内の有毛細胞が損傷し、聴神経への伝達に影響を与えます。一度でも非常に大きな音を近くで聞いた場合でも、音響外傷となり内耳を傷付けます。数ミリ秒でも有害で非常に大きな音を聞いても傷付くことがあります。結果として耳が詰まった感じになったり、難聴や耳鳴りの症状が生じたりします。
解決策
音響外傷の後、聴力は数時間から数日かけて改善していきます。しかし継続的に損傷が残る可能性もあります。正しく調整された補聴器を装用すれば、大きな改善が見られます。
薬剤の影響
薬剤の影響
原因
耳毒性は医学的に内耳に存在する聴覚と平衡に関与する組織の感覚細胞(有毛細胞)に対して害を及ぼす薬剤の悪影響のことを意味します。
解決策
損傷した神経細胞の治療は通常不可能なため、最終的には平衡障害を伴った難聴を引き起こします。このような難聴でも適切に調整された補聴器を使うことで、聞こえが改善する可能性があります。
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